保育ICT化に乗れない保育園と保育士は淘汰される?
転職活動をしている保育士の卵の70%が保育ICT化に期待を寄せています。
ICT化された保育施設に就職すれば、事務作業が軽減され保護者や保育士間のコミュニケーションもスムーズになる可能性が高くなるからです。
慢性的な保育士不足の保育施設からすると、ICT化を進めることで保育士不足が解消されると考えると導入をすすめない手はないでしょう。
保育士の立場から働きかけることも必要でしょう。
保育園がICT化に踏み出せない原因
紙媒体が好き
年配の保育士さんや保護者に多いのが紙のお便りや手書きの連絡帳があたたかみがあると感じる方。
お便りや連絡帳だけでなく、保育士同士で共有する日誌や保育計画、行事のレジメなども手書きの保育施設があります。
また、壁の装飾や制作なども紙が多く、紙がないと仕事ができないと思いこんでいる方も居るほどです。
技術不足
若手の保育士さんでもパソコンが苦手という方は少なくありません。
最近は保育士の求人票にパソコンができる方歓迎という文言も見かけるようになりました。
新しいことに挑戦していきたいという思いで入職された方もパソコン操作になると及び腰です。
パソコンやスマホを扱える保育士に作業が丸投げになることが想像できることでICT化が進まないのでしょう。
情報漏洩リスク
保護者が危惧しているのが個人情報の漏洩。
園児管理をICT化しているとどうしてもリスク管理が必要になりますが、そこは導入するICTソフトがきちんと情報漏洩のリスク管理をしているところを選べば問題がありません。
ICT事業を展開しているスタッフに説明会をお願いすればクリアできる可能性が高いでしょう。
資金不足
政府が保育施設のICT化を推奨しているため、年々さまざまな補助金が新設されています。
条件も緩和されるなど措置がとられているので、一度申請できる基準に関して問い合わせてみてはいかがでしょうか。
紙媒体の印刷に費やすコストを考えるとICT化を進める方がコストカットに繋がる可能性が高いです。
いかがでしょうか。ICT化を進める上でのメリットを考えて進言すれば、新しい保育士が入職し、より働きやすい職場になるかもしれません。