保育士にとってICT化のメリットとは?
政府が推奨している保育ICTシステム。
便利になることはわかっていても、そのための勉強会や慣れるまでのやりとりや保護者への説明など保育士に負担になることもあります。
ではそれを補って余るICT化のメリットとは何なのでしょうか。
こちらでは保育士にとっての保育ICT化のメリットをご紹介しましょう。
業務の負担が減る
ICT化をすすめるとスマホやタブレット端末で書類業務をすることになります。
毎日手書きで記録したり、電卓などで計算したり、転機していた作業が、普段LINEやメールで使っているような入力で済むと考えれば、それだけで時短になることは明白です。
手作業による計算ミス防止にもなりますし、手書きのミスの修正も手間なく完了できるでしょう。
また、スマホで作業するためちょっとしたスキマ時間に日誌の作成が可能ですし、保育料計算やさまざまなデータ集計も自動算出されます。
園のおたよりもスマホで保護者へ一斉配信できるので、紙に印刷して保護者へ配布する手間が減りますし、紛失した、必要なときに見られないというトラブルも防げるでしょう。
保育士同士や保護者との連絡・情報共有がスムーズになる
朝の忙しい時間に遅刻や欠席の連絡が電話で入りつつ登園の子を引き受けつつとなるといっぱいいっぱいになる保育士も。
保育ICTでシステムを導入すれば、電話ではなくアプリで連絡を受けられますし、すぐに保育施設内の保育スタッフで共有ができるので伝達負担もなくなります。
保護者も欠席や遅刻の連絡、延長保育の予約などをアプリから送信できるためスキマ時間で連絡することができ、電話がつながらなかった、言った言わないなどの水掛け論になったなどのトラブルもなくなるでしょう。
伝達もれ・ミスが減る
上記とかかりますが、電話連絡の場合、電話に出られなかったり、留守電を聞く時間がなかったり、伝言が連絡されていなかったり、保育士同士・保護者間できちんと伝わっているかの確認が必要になります。
雨天の運動会や台風が来たときの臨時休園や時間変更など直前で電話連絡するのが難しい場合もあるでしょう。
電話だけでなく紙のおたよりも保護者への渡し忘れや紛失などできちんと伝わっていない場合も。
保育ICTシステムが導入されていれば、連絡はアプリで保育士から保護者へ、保護者から保育施設側へ一斉に連絡と確認ができるようになります。
すると伝達漏れや紛失もなくなり、保護者もいつでも確認ができるので不要なトラブルやクレームもなくなるでしょう。