転職活動中重視する福利厚生とは
3月いっぱいで今の職場をあとにして4月から新天地へという保育士さんもいらっしゃるでしょう。
求人票をしっかり読んで、ご自身の条件に合う職場をみつけ、職場見学にいって雰囲気をつかんでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
給与や保育理念ももちろんですが、転職する際には福利厚生も重要視しなければいけません。
福利厚生が充実している職場は働きやすい職場だからです。こちらでは転職の際に確認しておきたい福利厚生についてご紹介しましょう。
福利厚生とは
労働者の経済的支援や労働者のモチベーションを維持することを目的としている福利厚生。
企業が労働者に提供する給与以外の報酬やサービスのことです。
福利厚生は大きく分けて2種類あります。
法定福利厚生
いわゆる社会保険といわれる健康保険料や介護保険料、雇用保険料や労災保険料、厚生年金保険料などです。
法律で義務付けられた福利厚生なので、勤務時間などが法定条件を満たしていれば必ず付与しなければいけません。
法定外福利厚生
法律に関係なく、保育施設の運営側が独自に導入できる福利厚生です。
住宅手当や家賃補助、昼食補助、カウンセラーの配置や慶弔・災害の際の見舞金、時短勤務制度や育児・介護休業、ベビーシッター費用補助や資格取得支援、リフレッシュ休暇などになります。
保育士が確認しておきたい福利厚生
重視したい福利厚生は、自分が何を重視したいかが確認のポイントになります。
給与を重視したいのか、保育士としてのスキルアップを重視したいのか、どのような職場で働きたいのかなどです。
・住宅手当・寮や社宅サービス
住環境が整っていることを重視する場合です。
・被服費、退職金、交通費
手取りを増やしたい場合は交通費やエプロンなどの被服費が福利厚生に入っているか確認しましょう。
また、退職後から次に繋がる準備をしたいときに退職金がもらえるかどうかも確認しておきたいところです。
・資格取得支援・研修制度
保育士としてキャリアアップしたい方、スキルアップしたい方は保育園がバックアップしてくれるところを探しましょう。
・産休・育休制度・時短勤務制度
結婚、出産などライフステージが変わっても長く働きたいという方はこういった生活そのものが変わる状況にも対応してくれる福利厚生を確認しましょう。
保育園の場合は、保育士ならではの手当が充実しているケースが多いです。
上着やエプロンなどの支給や給食費無料、予防接種費用の負担など。
ちょっとしたことに感じますが、エプロンのクリーニング制度などは嬉しいオプションです。
また、インフルエンザなどの予防接種にかかる費用は数千円かかるため、毎年予防接種をしなければいけないと考えると助かるのではないでしょうか。
福利厚生はこれまで当たり前に享受していたものが転職先では受けられず、後悔することもあります。
メリットが大きいのでよく確認することをオススメします。