1歳児のかみつきぐせ、どうしていますか?〜保育園での対応〜|保育システムNavi

1歳児のかみつきぐせ、どうしていますか?〜保育園での対応〜

2019.3.29 保育お役立ちコラム
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1歳児さんは自分の思いを表現したいけれど、うまくできない時期。かんしゃくをおこしてかみついてしまう子もいます。
相手の子がケガをすることもあるので、保育士としてはヒヤっとするもの。
かみつきは子どもの気持ちの伝えあいのひとつ。相手の子とうまく人間関係を築いていくためにも家庭と連携しての工夫が必要になります。
どのように対処すればよいのでしょうか。

■どんなときにかみつく?

1歳児さんの担任であれば、かみつきの現場をなんども目撃していることでしょう。
だいたいの原因はおもちゃや場所の取り合い。
おもちゃや席を取られそうになって、相手の子にかみついてしまいます。
この時、子どもたちは相手のことは目に入っていません。
例えばAくんが遊んでいるおもちゃが欲しくなったBくん。
Bくんの目に入ってくるのは自分が遊んでいた(遊ぼうとしていた)おもちゃと「おもちゃで遊んでいる手」。
今遊んでいるAくんが目に入っていないのです。
Aくんも「取ろうとしてくる手」しか目に入っておらず、なんとか取られまいとします。
「ちょうだい」「だめ」といった主張をすることが難しい時期なので、AくんもBくんも「かみつく」ことで不快さを表してしまうのです。

■かみつきをなくすには?

かんでしまった場合、まず「人をかんではいけないんだよ」ということをしっかり伝えます。
その子がなぜかんだのか、その気持ちや状況を汲み取るようにして、次に活かすことが大事です。

●未然に防ぐ

トラブルになりそうな場面はある程度予想がつくので、そばにいてかみつく前に止められるようにしましょう。

●あそびの充実

特に午前中のあそびを充実すると、気持ちの安定につながると言われています。
気持ちが安定するとかみつきを予防できるでしょう。

●気持ちを代弁する

思いをうまく表現できない気持ちを保育士が代弁してあげましょう。
代弁してお手本をみせることで、子どもたちが自分の言葉で表そうとする気持ちを育てます。

●トラブルの元凶をなくす

それぞれのあそびが重なりあわないようにスペースを確保したりおもちゃの数を豊富にして十分に用意しておけば、取り合うといったトラブルはなくなります。
あそびごとにコーナーを区切るなどの工夫も効果的です。

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