春に気を付けたい!子どもの感染症|保育システムNavi

春に気を付けたい!子どもの感染症

2019.5.24 保育お役立ちコラム

春は気候が暖かくなり過ごしやすい季節ですが、春特有の気候がアレルギー症状や感染症、その他の病気を誘発しやすくなっています。
特に小さい子どもは体や免疫もデリケートなので、春にかかりやすい感染症について3つご紹介致します。

おたふくかぜ

おたふくかぜは子どもがかかりやすい病気の代表とされています。また、大人も感染してしまうことがあります。感染してしまった場合、
高熱、顎下や耳下が腫れ痛みを伴います。
保育園や幼稚園で気がつかずに感染してしまっていることが多いため、この時期は手洗いうがいに加えて消毒を徹底するなど子ども達の体調をしっかり観察しておく必要があります。

はしか

はしかは、はしかウィルスによって起こる急性熱性発疹症の感染症です。感染力が非常に強く、深刻な場合は死に至るケースもあります。
この感染症も最近は大人まで感染するケースが増えてきているので要注意です。
はしかウィルスに感染した場合、およそ10日間の潜伏期間を経て発熱します。38度以上の高熱が出ることもあり、鼻水や咳、結膜炎や発疹といった症状が出てきます。
この後いったん症状が和らぐのですが、耳の後ろ付近から発疹が出て高熱が数日続きます。
中耳炎や肺炎を合併してしまうこともあり、まれに脳炎になり深刻化するケースもあります。

風疹

風疹ウィルスによって発症する急性の感染症です。春に流行しやすく、こちらも免疫がないと大人もかかってしまいます。
風疹にかかると2週間ほどの潜伏期間を経て発熱や発疹が出ます。風疹ははしかほど感染力は強くありませんが、大人の場合は関節炎を伴い、耳の後ろや後頭部のリンパ節が腫れます。
普通であれば3日ほどで治ることが多いため3日はしかとも呼ばれています。
数日で回復することが多いとはいえ、悪化すると血小板減少性紫斑病や急性脳炎の合併症を引き起こすこともあるので注意が必要です。

風疹とはしかはワクチンによって予防が可能です。混合ワクチンがあるので予防接種が効果的です。
もしも、感染していることがわかったら家族にもうつりやすい為、すぐにドクターの指示を仰いで下さいね。

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