資格取得以外でできる保育士のスキルアップとは
保育士がスキルアップするためには、資格取得以外でないのでしょうか。
日々多忙な保育士は資格取得のための時間を確保するのも一苦労です。
本気で保育士としてのスキルアップを考えている方は、できることからはじめてみませんか。
以前ご紹介した「【ピアノ】保育士のための独学ピアノ上達法まとめ【苦手】」でもいいのです。
こちらでは身近で試せるスキルアップの内容をご紹介します。
■絵や造形のスキル・センス
子どもたちの自由な想像力や発想力を生かす製作の時間。
みんなでお絵かきや画用紙・ダンボール・粘土を使った工作をして楽しみます。
ただし、「自分の好きなように」「自由に」と言われると子どもによっては手を止めてしまうことも。
そんな時に活かせるのが「画や造形のスキル・センス」です。
先生が「例」を提示できれば、子どもたちに「ああいうのを描きたい・造りたい」という刺激を与えられます。
また、子どもたちに人気のマンガやアニメに触れて、知識を身につけることで子どもたちのリクエストに応えられますし、子どもたちと同じようにやってみることでより良い指導の仕方も見えてくるでしょう。
■コミュニケーションスキル
保育施設では子どもたちだけでなはなく、上司や同僚保育士はもちろん保護者などさまざまな人と関わることになります。
中にはなかなかうまくいかないということもあるでしょう。
しかし、保育士として活躍するためにコミュニケーションスキルは必須です。
日常生活でもコミュニケーションスキルを磨くために、普段話す機会がないような人とも積極的にコミュニケーションがとれるような場に身を置いてみましょう。
保育士に対してさまざまな願いを持っている保護者や、思わぬ反応をする子どもたちとのコミュニケーションをとる中で強みになる会話力が身につけば、大きな強みになります。
■字の書き方
ICTシステムを導入している保育施設であっても、まったく文字でのコミュニケーションがないということはないでしょう。
連絡帳で保護者とやりとりをしている場合は特に時を買い手コミュニケーションをとる機会が多いですね。
やはりきれいな時を書く保育士は、それだけでしっかりした人・丁寧な人というイメージが与えられます。
自分の字に自信が無いという方は普段から丁寧に字を書くクセをつけたり、空いた時間を利用してきれいな字を書く練習をしてみてはいかがでしょうか。
■食育やアレルギーの知識
昨今「食育」を教育の一種として取り入れる保育施設が多いのはご存知でしょう。
子どもたちの健やかな成長において「食べる」ことは重要です。
好き嫌いも「食育」によって食べ物に触れることにより改善されることがわかっています。
食にまつわる知識や栄養学を身につけ、日常生活のちょっとしたやりとりで子どもたちに知識を与えることで子どもたちとのコミュニケーションの一環になるでしょう。
また、食物だけでなくさまざまなアレルギー症状がでる子どもたちが増えています。園内で出会うこともあるでしょう。
そういった子どもたちをアレルギーによる事故から守るために正しい知識を身につけておくことも大切です。
■心理学やカウンセリングの知識
小さな子どもたちですが、家庭やお友達との人間関係の悩みは大人と変わらないこともあります。
言葉でうまく伝えられないからこそ、心理学やカウンセリングの知識で助けられることもあるのです。
なにげない一言で子どもたちを傷つけてしまわないように、適切な対応ができるようになるでしょう。
また、何気ないきっかけから保護者の手助けになる可能性もあります。
様子が気になる保護者を見つけたら、さりげなくサポートすることで親子関係を助けることができるようになるかもしれません。
DVやネグレクトなど命に関わる大きなトラブルを防げるかもしれないと考えると知識を身につけることがいかに大切かわかるでしょう。