自粛中の園児と保育士をつなぐICTシステム1
緊急事態宣言で外出自粛、休園を余儀なくされている保育施設が多々ある中、園児と保護者、保育士をつなぐICTシステムがつぎつぎに発表され提供されています。
今回は無償で提供される連絡帳アプリをご紹介します。
連絡帳アプリ「CCS NOTE」の無償提供
連絡帳アプリ「CCS NOTE」の無償提供を行うのは、保育や介護におけるICT事業の企画・開発を行う「株式会社social solutions」。
首都圏と大阪市などで保育施設を運営する株式会社global bridge HOLDINGSの関連会社です。
5月いっぱいの自粛を政府に求められている特定警戒都道府県を中心にとした緊急事態宣言に伴う休園期間延長への一助となることを願て、ICTシステムを無償提供することにしました。
今回無償提供されるICTシステムは、前述の登園を自粛している園児と保育士をつなぐ連絡帳アプリと真、動画共有サービスです。
申し込みがあった全国の保育園に提供されます。
連絡帳アプリ「CCS NOTE」ができること
・一般的な連絡帳アプリと同じ、保護者に伝えたい大切なことの登録が可能です
・家庭での様子を把握でき、一斉お知らせ送信も可能です。保育士の負担軽減につながります
・保育士全員が園児の状況を把握でき、共有漏れがありません
・園児票のように成長の記録を残すことができます
・園児別やクラス別に項目をカスタマイズ可能です
連絡帳アプリ、写真・動画共有サービスの使い方例
・写真・動画共有サービスで指導や遊びの配信
写真・動画共有サービス「CCS MEMORU」。連絡帳アプリと同時に無料配信されることになりました。
こちらでは園の看護師による手洗い指導動画や保育士の手遊び歌の動画の配信が行われています。
他にも保育士が自宅で簡単に作れるおもちゃ制作の実演動画を配信したり、ダンスやパネルシアターなどの配信を予定したりとアイディア次第で利用の幅が広がるでしょう。
・家庭でのなにげないエピソードを園長先生が募集
終息の見通しがたたない中での不安や苦悩。その悩みを分かち合い、少しでも園と家庭がつながりをもてるように
家庭での何気ないエピソードやコメントを気軽に投稿してもらえたらと園長先生が募集しました。
複数の保護者からエピソードのメッセージ、感謝のコメントが寄せられています。
園長先生対保護者だけでなく、クラス担任と保護者間でもやり取りが行われ、お互いの近況共有や不安の払しょくに一役買っている一例です。