放っておくと怖い!夏バテの予防法
夏真っ盛りから秋に向かって頭痛や吐き気、腹痛などが起こるという保育士さんも増えてきます。
夏バテ特有の症状で、自律神経に支障を来し、体温調節がうまくいっていないときにおきる症状です。
コロナ禍で体調不良には敏感になる時期ですし、もし感染して夏バテで抵抗力が落ちていたせいで重傷になってしまうと考えると恐怖を覚えます。
しっかり夏バテ予防をしておきましょう。
■夏バテが起きやすい要因
●食事の偏り
暑いのでどうしても食欲が減退してしまい、口当たりのいいものばかり食べてしまいます。
そうめんや冷や麦など冷たい物が欲しくなりますし、なにより暑いキッチンに立つのは億劫なのでしょう。
また、水分を摂取するために冷たい飲み物ばかり飲んだり、アイスを食べたりばかりしているのも問題です。
●環境の偏り
保育施設は子どもたちが快適に過ごせるようにエアコンで一定温度に保っています。
休日も同じような感じでクーラーの効いた部屋にこもりっぱなしになりがちです。
また、子どもたちをの受け渡しや外遊びなどで気温差の激しい場所を行き来する機会が多いことも体への負担になります。
残業が多く、持ち帰りの仕事もある保育士の場合、睡眠時間が削られたり、満足に食事を取ることもできず生活が不規則になることが多いでしょう。
そこから自律神経が乱れ、体温調整がうまくいかずに夏バテになるのです。
■夏バテ予防法
この時期だからこそ、すこしでも「体調がおかしい」と感じたら、夏バテ対策をしましょう。
●水分補給をきちんとする
体を冷やすために冷たい飲み物をとるのは必要なことではありますが、冷たいまま摂り過ぎてはいけません。
寝起きは白湯を飲んで体を温め循環させ、氷り水ではなく常温の水を飲むことをおすすめします。
喉が乾いたなと自覚したときにはすでに脱水症状が始まっています。
子どもたちに水分補給の声をかけるタイミングで保育スタッフも一緒に水分を補給しましょう。
●しっかり睡眠をとる
保育士の仕事は多岐にわたるため、どうしても忙しさに追われてしまいます。
その中で家事や趣味に時間を割くと不規則な生活になってしまうでしょう。長くその状態がつづくことになると体に負担を与えてしまいます。
体調が気になる時にはできるだけ睡眠時間をしっかり取るようにしましょう。
●食生活を見直す
基本は毎日三食食べること。そして栄養バランスのよい食事を意識してとるようにしましょう。
栄養価の高いさまざまな食材を組み合わせ、偏らないメニューにします。
食欲がない場合は、時間をかけて食べたり、数回に分けて少しずつ食事をとるなど工夫してください。
冷たい飲み物や食べ物だけ食べるということがないようにしましょう。
●適度に運動をする
子どもたちが遊んでいるときに、一緒になって汗をかき、子どもたちと一緒にゆっくり休むようにすると体温調整もしやすくなります。
夏バテ予防には適度な運動が必要なのです。汗をかかなければ、汗をかきづらい体になり、体温調節が更に難しくなってしまいかねません。
体調不良で運動するのが難しいという場合や子どもたちと運動するのが難しい場合は、お風呂で半身浴などをして汗をかくとよいでしょう。