児童館で働くには?
ご存知の通り、保育士が重宝されるステージは保育園や幼稚園だけではありません。
転職を考える時に職場の選択肢として児童館はいかがでしょうか。
児童館がどんなところか、保育士としての仕事ややりがいをご紹介しましょう。
児童館とは
子どもたちが自由に出入りして遊ぶことができる保育施設「児童館」。
多くは自治体によって運営されています。
18歳未満であれば誰でも自由に使えることが特長ですが、利用者としては保護者と未就学児が多いでしょう。
保護者が共働きで自宅に誰もいない中高生も利用しているので、利用している子どもたちの年齢はさまざまです。
施設によってスポーツができたり、遊具が充実したりと設備にも違いがあります。
児童館と保育園の違い
前述通り、子どもの年齢層が幅広いことが一番の違いといえます。
保育園では乳幼児の相手がメインですが、児童館ではさまざまな子どもの対応が求められます。
開所の時間帯も保育園は基本的には朝から夕方までですが、児童館は午後から夜、夕方から夜などの時間帯に子どもたちの対応をすることが多いでしょう。
学校が長期休暇に入ると、朝から夕方まで開放する場合があります。
児童館での保育士の仕事
メインの仕事は子どもたちの対応。学びや遊びのサポートです。
子どもたち一人ひとりの個性に合わせて、楽しい時間がすごせる工夫が必要になります。
「勉強をみてほしい」「宿題を教えて欲しい」といった要望が子どもたちからあがることも。
思春期ならではの悩みや学校と家庭といった子どもたちの居場所に対する悩みも打ち明けられることがあるでしょう。
ただし、大所帯で部屋が何部屋にも別れているなどで無い限りはほとんどの場合クラスを受け持つことはありません。
クラスの運営に関する必要業務や書類作成を求められたり、事務作業による残業が発生ということはないでしょう。
児童館の仕事は臨機応変に
いつも同じ子どもたちが集まるわけではない上に、年齢層はバラバラ。
その上で家庭の事情を考慮した臨機応変な対応が求められます。
さまざまな年齢層の子どもたちが一緒に遊ぶため、いつも新鮮な経験ができるでしょう。
バタバタ忙しい日もあれば、子どもたち一人ひとりとじっくり向き合える日もあります。
出会ったばかりの子どもたちがトラブルを起こすこともあるので、うまく対処する必要もあるでしょう。
乳幼児と違い、嘘をついたり言い返してきたりする子もでてきます。
さまざまなできごとや子どもたちの考え方に触れ、その上で保育の喜びを実感したい人にとってはもってこいの職場でしょう。
児童館で働くために
求人情報を見つけ応募が基本。しかし一般的な保育施設よりも求人情報は少ない傾向にあります。
近くの児童館に問い合わせたり、自治体の広報や求人サイトなどをこまめに問い合わせましょう。
条件にあった求人を根気よく探すことがポイントです。
また、雇用形態は確認しておきましょう。社会保険や待遇・手当にも違いが出てきます。
勤務時間や休日も施設によって違うため確認しておくのがおすすめ。
保育園での仕事とはひと味違った経験ができるので、広い視野で友人を探しましょう。