効率的に!事務仕事のコツ vol.2
保育士の負担を軽くするために導入されている保育のICT化ですが、どうしても保育士の業務の中には欠かすことができない書類仕事があります。
最近は事務仕事を行う時間を設ける保育施設もありますが、もともと無い時間を削って保育業務をこなしながら進行させている保育士がほとんどです。
負担をできるだけ減らせるように、日々の保育時間をうまく使って書類業務が楽にこなせるコツを前回に引き続き紹介しましょう。
■月案・週案
昨年度に作られた同月の月案をまずは見てみましょう。
園のルールに基づいて作成されていることが多いため、園のルールが理解できます。
さらに昨年度の年間計画を確認し、次に今年度の年間計画を再度確認して、年間計画に沿って月案を作成します。
あらかじめ子どもの発達の指標をおおよそ理解できるよう自分のためのテキストを用意しておくとなお作成しやすいでしょう。
月案が作成できたら、その月案を元に週案を作成していくとあらかじめ決められた指標があるため、枠組みやねらいが絞られてスムーズに作成することができます。
■児童票・個別計画
未満児の担任の負担となる個別計画や児童票。
成長の記録ですから、まずは自分の書き方やルールを明確にしておくことが重要になります。
ルールを決めたら日々の保育日誌を振り返りましょう。
1日1日の姿や成長を踏まえて、何月ごろに何ができるようになったのかを書き留めておくことが重要です。
保育システムの連絡帳を利用するのも良いでしょう。
保育日誌から個別計画を起こし、児童票や要録の記録へと移ります。
園の方針で保護者に毎月伝えるようになっている場合は保護者が楽しみにしている記録でもあるので、日々の気づきからスムーズに作成できるようにしておくことが大切です。