どうする?魔のイヤイヤ期|保育システムNavi

どうする?魔のイヤイヤ期

2019.4.19 保育お役立ちコラム
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「ヤダ!」「できないの!」「自分でする!」と主張が激しくなったり、思い通りにいかないと泣き叫んでみたり、対応に困ってしまう『イヤイヤ期』。
体の動かし方が上手になったり、言葉もたくさん覚える中で2歳児は自己表現がぐっと広がる時期でもあります。

今回はそんな対応が複雑とされる2歳児との接し方についてです。

■2歳と接するときにかけてしまいがちな言葉

 〇一方的に叱る「ダメ!」「やめなさい」
 →なんでも一方的に叱ってしまうことは子どもの考えを否定することになります。

 〇あいまいな表現で叱る「いい加減にしなさい!」
 →あいまいな表現は子どもには伝わりにくく、混乱を招きます。

 〇約束を破る
 →「トイレが終わったら、後で絵本にしようね」と言ったのに約束を守らないことや
  脅しを使うことは子どもの信頼関係を損ないかねません。

 〇モノで釣る
 →これは多くの方がやってしまいがちですが、「お菓子あげるから、お着替えしよう!」
  とモノで釣ってしまうことは子どもと向き合うチャンスを逃してしまいます。

■言葉がけの対応のポイント

子どものやりたい気持ちを受け止め、代弁してあげましょう。

「自分でやりたかったけど、うまく出来なかったんだね。悔しいね。」と気持ちを代弁することで、理解してくれているということが伝わります。
また、癇癪をおこしてしまったときは抱きしめてあげたり、少し気持ちが落ち着くまで待ってあげることも大切です。
「これは出来ないけど、代わりにこれしようか」「ここまで手伝うからもう一回やってみよう」など代替案を出して、執着していることから他に気を向けてあげましょう。
安全が確保できることを確認し、時間があるときは子どもが気が済むまでチャレンジさせてあげるのも子どもの欲求の満足に繋がります。

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