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お絵かきは子どもの心

2022.1.28 保育お役立ちコラム
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園で取り組むことも多い「お絵かき」。子ども達は楽しんでいますか?
また、どんな指導をしていますか?今回は「お絵かき」についてご紹介します。

■未満児のお絵かき

いわゆるなぐり書きができるお年頃です。紙にクレヨンをトントンと叩きつけたり、ぐるぐると線を描いたり描く感触を楽しむ時期になります。
なぐり書きも成長に伴って紙からはみ出したり、壁に書いてしまったり厄介な遊びになることもありますが、子どもの心の成長にとても大切なものなのです。
自由なぐるぐるの線は気持ちの発散です。動きを止めずどこまでもぐるぐるしてもらいたいところです。
園で行うからこそ、大きな紙に書くような体験もさせてあげましょう。手先だけでなく腕も全部使ってのびのびと描く体験が自身を表現することにつながっていきます。

■幼児のお絵かき

幼児になってくると集団でお絵かきの時間を持つこともありますが、自由な時間にお絵かきをする機会も増えてきます。
クレヨンだけではなく鉛筆やマジック、絵の具など様々な画材も扱うようになります。
幼児になると目で見たものに対しての感情や心に素直なものが絵として現れます。感情から生まれてくる絵に対して「色が違うんじゃない?」「大きさが違うね」などの判定のような言葉掛けをすることはNGです。子どもは見たままを自由に表現しているのですから。

■自由な発想

子ども達には自由な気持ちで絵を描いてほしいと思います。もちろんテーマを与えて描く機会もあると思いますが、その時には嬉しかったこと、頑張ったこと、びっくりしたことを描いてと併せて問いかけます。すると様々な絵が飛び出してきます。
みんなで経験したことも、感じたことは一人一人違うのです。

■うまい下手ではない

大人に近づいていくほど、自分の絵がうまいか下手か気になってくるものです。
しかし、保育園時代はとにかく描くのが楽しいと感じてほしいと思います。うまいか下手かではなく、「描いたこと」を認めてあげましょう。
また同時に描けないことも受け入れてほしいのです。描きたい気持ちに達していないときに急かされてもうまく表現できません。なかなか絵に取り組めない子は、その気持ちに寄り添ってみましょう。気持ちが落ち込む何かがあったのかもしれないし、うまく描けない。。と悩んでいるのかもしれません。
絵の自由で楽しい世界が開けるような援助を心がけてみてくださいね。

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